1998年NPO法成立、1999年地方分権一括法成立、2000年介護保険制度の開始と社会福祉法の改正など、2000年前後は、市民セクターにとって重要な出来事が多数ありました。それから15年。公益社団・財団法人、社会福祉法人、協同組合や労働組合など、市民セクターを形成する多様な組織が行ってきた様々なチャレンジを通して、社会的なインパクトをもたらす事例も見られるようになりました。
一方で近年、地域の課題はますます複雑化しています。単体の組織では解決が難しく、社会的な成果を挙げるためには、これまでの枠組みを超えて、地域ぐるみで多様な連携を進めていく必要があります。市民セクターはなおも成長を続け、新しいステップに進まなければなりません。
今回の市民セクター全国会議では、15年後の社会を見据えて、さらなる成果を挙げるために何をすべきかについて、「主体的参加」と「有機的連携」をキーワードに議論をしたいと思います。