力を入れてアピールしているにもかかわらず、よく伝わらなかったという経験はありませんか?
またメッセージをまとめるのが苦手だったりして、目の前の業務に追われてついつい後回しになったりしていませんか?
「NPOの知らせる力プロジェクト」では、ニュース・文章のプロである新聞記者経験者が講師となり、「書き手講座」と「選抜講座」の2段階の講座でサポートします。
このたび、その最初のステップである「書き手講座」の参加者を募集します。
4年目を迎える今回の書き手講座は定員を100人に拡充しました。
今まで受講いただけなかった方も、学び直したい方もぜひご参加ください。
大きく変化する社会の中で、みなさんが活動の現場で向き合う「今」の様々な姿を、自分の言葉で伝えられるようになります。経験豊かな講師陣が、あなたの発信をサポートします。
情報発信上達のコツは「どう書くか」よりも「何を書くか」の大事さに気づくことです。本講座では、活動の現場に埋もれる「ニュース」の見つけ方を伝授します。さらにそれを効果的に発信することで情報発信が劇的に変わりうることを実感していただきます。
2.選抜講座
2日間の書き手講座でニュースのつかみ方を学んだ方は、11月からスタートする選抜講座にエントリーすることができます。講師陣のサポートのもと、身近なニュースを取材・執筆して来春のヤフーニュースへの掲載をめざします。
以下の募集要項をよくご覧いただいた上で、こちらのエントリーフォームに記入し、ご送信ください。
※定員に達したため、締め切りました
書き手講座募集要項
※選抜講座のエントリー方法は、書き手講座参加者を対象に9月ごろにお知らせします。
■対象
以下の全てに当てはまる方
(1) NPO法人などの非営利組織に所属している
(2) 2回の講義に参加できる
(3) 積極的に情報を発信していく意思がある
該当するか判断に迷う場合は、お気軽にお問合せください(問合せ先:最下部参照)。
*非営利活動を主な目的とする団体であれば法人格の有無や種類は問いません
(営利企業の社会貢献部門は対象外)。
*1団体につき2名まで応募可能です。
■日時
第1回:2021年8月20日(金) 13:30-15:30
第2回:2021年9月10日(金) 13:30-15:30
《課題提出》
第1回と第2回の講義の間に、あなたの団体の活動をめぐる「ニュース」をいくつか探し、それぞれ200字程度で表現していただきます。公開して差し支えないニュースについては、第2回講座で素材として取り上げることがあります。
「課題が書けるか不安…」という方はこちらのQ&Aをご覧ください。
*課題作成期間は約10日間です。
*マイクロソフト・ワードを使用します。
■開催形式
Zoom Meetingを使ったオンライン講座です
受講には、以下をご用意ください。
・パソコンまたはタブレット(スマートフォンは画面が小さく、資料が見えない場合があります)
・インターネット接続環境(Wi-Fiや有線LAN推奨)
・(あれば)マイク付きイヤホン
*受講手順の詳細は、ご参加決定後にお知らせします
■定員・締切り
定員:100名 *応募者多数の場合は抽選
締切:8月13日
■参加費
無料
■主 催
主催 Yahoo!基金
協力 日本NPOセンター、朝日新聞ジャーナリスト学校
■講師紹介(朝日新聞ジャーナリスト学校)
1982 年朝日新聞社入社。社会部次長、地域報道部次長、弘前支局長、週刊朝日 編集長代理、全日本写真連盟事務局長、水戸総局長、現在ジャーナリスト学校ディレクター。
「分かりやすく、相手の心に響く言葉をどう紡いでいくか。記者になって三十数年、ずっと悩み、苦しみながら文章を書いています。一つ心がけているのは、自分の文章に対して、一番厳しい読者になることです。まずは、注文の多い、とっても厳しい読者になってください」
1985 年朝日新聞入社。社会部次長、生活文化部次長、徳島総局長、福井総局長、 現在ジャーナリスト学校アウトリーチ事業担当部長。
「みなさんが世界中の人たちに伝えたいと思っている、NPO活動の中で感じた『喜び・怒り・哀しみ・楽しみ』。その情報を発信する橋渡しをサポートします。ふるってご参加ください」
1989 年朝日新聞社入社。編集局編集センター次長、報道局デジタル編集長、 教育総合本部ディレクター、現在ジャーナリスト学校ディレクター。
「説明し説得する文章では、まず『何を書くか』、次に『どう書くか』が大事です。プロの記者だけでなく、大学生から高齢者まで多くの指導経験を生かし、みなさんの情報発信力を確実にアップさせます。楽しくやりましょう!」
■主な内容
第1回 8月20日(金)13:30~15:30(120分)
・ニュースとは何か
・どんなニュースがあるか
・ニュースの見つけ方
・ブレイクアウトルームによる討議、発表
中間課題 (8月31日締め切り)
・自分たちの周りにあるニュースを見つける
第2回 9月10日(金)13:30~15:30(120分)
・中間課題の講評
・ニュースを発信するには
・ニュースの表現の仕方
・取材の仕方、写真の撮り方
・ブレイクアウトルームによる討議、発表
・次のステップ「選抜講座」についてご紹介
*内容は、提出された課題を踏まえ変更されることがあります。
《選抜講座とは?》
書き手講座(本講座)の次のステップとして、選抜講座を開催予定です(書き手講座参加者を対象に別途募集/選考あり)。選抜講座では、上記の講師陣による個別の伴走指導の下、参加者は自らの活動テーマについて、取材・写真撮影・執筆を行い、一本の記事に仕上げます。一定水準に達したと認められる記事は、Yahoo!ニュースに掲載されます。
今年の選抜講座の参加者募集は、9月頃を予定しています。ぜひチャレンジしてください。
■Q&A
(回答:朝日新聞ジャーナリスト学校・真下聡さん)
Q1. 業務が忙しく、課題を作成できるか不安です。
A1. 考え方やノウハウを単に知るだけでは実力アップにつながりにくいです。そのため今回は、2つの講座の間に課題を設定しました。
講座1回目で考え方やノウハウを説明します。それを受けてご自身で課題にチャレンジ。提出された課題を読ませていただいた上で、2回目でさらに力が付く内容をお届けします。
得点や合格・不合格などはもちろんありません。完成させて提出いただくのがベストです。しかし、がんばった結果未完成で提出となっても意味はあります。
自分の持ち時間の中でベストを尽くしていただければいいと思います。課題は未完成でも提出してください。
Q2. 課題の「自分たちの周りにあるニュースを見つける」と言われても、何をどうすればいいか分かりません。
A2. 具体的な活動をしていれば、そこには必ずニュースがあります。ただ、みなさんにとってそれが当然のように思っていたりしてニュース性に気づかないことが多いのです。講座ではどこに目を付ければ何げないことがニュースになるのか、きちんと解説します。それを手がかりに探してみて下さい。第2回ではみなさんが集めてきたニュースを素材に、それをどのようにすればみなさんの発信力が劇的に向上するのか伝授します。実際にやってみないと実感できませんので、ぜひチャレンジしてみてください。
Q3. デスクワークが中心で、広報の担当もしていますが現場での活動はしていません。直接現場の声やエピソードに触れることがないため、講座を受講する意味があるのか、課題が書けるか不安です。大丈夫でしょうか。
A3. 講座でもお話ししますが、自分の体験を自分を主人公にニュースとして具体的・客観的に書くのはとても難しいです。
では現場や現場で活躍している人の近くだけれど、少し引いた位置にいる方はどうでしょう。
現場に近くてニュースに気づきやすく、なおかつ冷静・客観的にニュースとして表現できる、そんな位置にいるのです。ですから、団体に現場はあるがご自身は現場にいない方、自信を持ってご参加ください。
ニュースを探すには周囲からの情報収集=取材から始めなければなりませんが、ご自身のスキルアップに必ずつながります。
「中間支援的な活動をしていて現場がありません」という団体のみなさんも同様です。みなさんの目の前にはより多くの現場が見えているはずです。
ぜひチャレンジしてみてください。
「NPOの知らせる力プロジェクト」とは?
NPOなど非営利団体で活躍する方々が取り組む「社会の課題」を、より多くの人たちに「届ける」ことを支援するプロジェクトとして、Yahoo!基金が2017年に立ち上げました。一般の方々からの寄付とYahoo! JAPANのマッチング寄付により運営されています。
■お問合せ
特定非営利活動法人日本NPOセンター(Yahoo!基金知らせる力プロジェクト書き手講座事務局)
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル245
E-mail:shiraseru#jnpoc.ne.jp (#を@に変えてください)
TEL: 03-3510-0855
担当:吉田