【終了しました】【8/3 開催】会員サロン:NPOが取り組む被災者支援制度改正~現状とこれから

近年、毎年のように全国各地で自然災害が発生しています。官民ともに支援の模索は続けられていますが、一方で残念ながら制度の隙間からこぼれ落ちてしまう災害弱者が存在していることも事実です。

この問題を解決するために、これまでの被災者支援制度を改正するための働きかけが行われています。この活動は全国のNPOや関係者を巻き込んで、制度改正の大きなうねりを作ろうとしています。

そこで、災害分野だけでなく、様々な分野で活躍されている会員の皆さまにも現在進行中の被災者支援制度改正の活動について関心を持っていただき、意見交換をしていただく機会を提供したく、今回の会員サロンを企画しました。

ゲストスピーカーとして、この活動を主導する「3.11から未来の災害復興制度を提案する会」代表の阿部知幸さん(NPO法人フードバンク岩手事務局長)と菅野拓さん(大阪市立大学大学院准教授)をお招きし、①現在の災害支援制度の問題点、②この活動の意義などについて、これまで経験してきた現場の生の声を交えながら説明していただきます。ご報告を伺った上で、参加会員の皆さまと質疑応答及び、意見交換の時間を持ちます。

災害は時と場所を選ばず、あらゆるNPOに関わる可能性のあるテーマです。これまで災害支援に関わられた経験がある方も、これを機に情報収集をしたい方も、多くの会員の皆さまにご参加いただき、この機会に会員の皆さまの交流が広がれば幸いです。

開催概要

【日時】2023年 8月 3日 12:30-13:30 (60分)
【場所】Zoom ミーティング(オンライン開催)
【対象】日本NPOセンター会員のみなさま
【参加費】無料
【申込方法】以下のフォームからお申し込みください
【主催】特定非営利活動法人 日本NPOセンター
【お問い合わせ】日本NPOセンター(代表)03-3510-0855 (担当:長瀬)

当日スケジュール(*予定)

(1)ごあいさつ・スケジュール説明
(2)被災者支援制度の改正を求める活動について
・「3.11から未来の災害復興制度を提案する会」の紹介
・被災者支援制度の問題点と提案
・これまでの活動の現状と今後の活動について
(3)質疑応答・意見交換
(4)ゲスト・参加者からひと言 / クロージング

登壇者紹介

阿部知幸さん(「3.11から未来の災害復興制度を提案する会」代表)
特定非営利活動法人フードバンク岩手 副理事長/事務局長
一般社団法人 全国フードバンク推進協議会 理事

東日本大震災をきっかけに民間企業よりNPOの世界へ転身。被災者支援を継続していくながで、生活にこまっている方々への支援のひとつとして食料支援を開始すると同時に岩手県で食のセーフティーネットを構築するために、2014年フードバンク岩手を設立。岩手県内の行政や社会福祉協議会等の生活困窮者相談窓口からの年間約2000件に及ぶ食料支援要請に対応。食品ロス削減推進法の充実・被災者支援の制度改正にも取り組み中。

菅野拓さん(「3.11から未来の災害復興制度を提案する会」コアメンバー)
大阪公立大学大学院 文学研究科 准教授 

専門は人文地理学、都市地理学、サードセクター論、防災・復興政策。近著に『つながりが生み出すイノベーション―サードセクターと創発する地域―』、『災害対応ガバナンス―被災者支援の混乱を止める―』(いずれも単著、ナカニシヤ出版)。NPOなどサードセクターの活動を継続的に調査・実践している。また、近年の大規模災害を踏まえ、被災者生活再建支援手法のモデル化を行う。最近の主な委員として復興庁「多様な担い手による復興支援ビジョン検討委員会」ワーキンググループメンバー、内閣府「被災者支援のあり方検討会 」委員、厚生労働省・内閣府「医療・保健・福祉と防災の連携に関する作業グループ」参考人、熊本市「復興検討委員会」委員など。

会員サロンについて
日本NPOセンターが毎月開催する同センターの会員限定イベントです。会員サロンは、会員同士の交流・意見交換や、NPOにまつわるホットトピックについての情報交換のための場を提供します。

※本サロンは日本NPOセンターの会員限定です。会員サロンにご関心をお持ちの方は、入会お申込みをいただければその会から参加いただけます。
会員制度・入会お申込みはコチラをご参照ください。