2011年7月19日に下記団体に対して、現地NPO応援基金の助成を決定しました。
仙台グリーフケア研究会
ウェブサイト
http://blog.canpan.info/grief/
助成金額
1,900,000円
通常の活動
・大切な人を亡くした方の「わかちあいの会」の開催およびファシリテーターの養成
・大切な人を亡くしたこどものサポートプログラムの開催
・自殺防止対策やグリーフケアに関するシンポジウム等の開催
震災対応の事業
東日本大震災の死者行方不明者は2万人を超え、遺族の数は10万人超、遺児の数は2,000人と推測されている。復興支援の中で経済やインフラの復興はもちろんのこと、人のこころの復興は欠かせない。中でも遺族のグリーフケアは喫緊の課題である。
仙台グリーフケア研究会は、仙台市内の病院スタッフや大学研究者、市民が中心となり、これまでに2ヶ月に1回、大切な人を亡くした方の分かち合いを仙台市内で行ってきた。また、グリーフケアに関する講演会やファシリテーター養成に取り組んできた。
本プロジェクトは、震災による遺族や遺児達のこころのケアプログラムを提供することを目的に、被災地の各所で遺族を集めてわかちあいの会を開催し、ピアカウンセリングを実施する[遺族のわかちあいの会]と共に、遺児たちと遊びや話しを通してグリーフケアを提供し、保護者のプログラムも用意し、保護者と子どもを一緒にケアしていくもの[遺児のワンデイプログラム]である。
遺族のわかちあいの会、遺児のワンデイプログラムを毎月1回、仙台で定期的に開催する。この他、南三陸町、石巻市、東松島市、山元町、名取市を巡回し、遺族ケアを実施する。また、年2回、わかちあいの会のファシリテーター養成講座とグリーフケアに関する講演会を実施する。