●震災後、宮城県内の地元のNPOに寄付が集まりにくい状況に対し、早急に資金支援が必要と判断し「はばたけファンド」を設置したせんだい・みやぎNPOセンター。代表理事の紅邑晶子さんとプログラムオフィサーの布田剛さんさんにお話しを伺った。【助成金額220万円】
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聞き手:はばたけファンドとはどういったものでしょうか。
布田: 被災した宮城県内のNPOへの資金支援を目的に震災後に立ち上げたファンドです。せんだい・みやぎNPOセンターには震災以前から資金支援の仕組みを持っていたので、それを活かしました。4月の一次助成では緊急支援として、4団体に総額110万円を出しました。例えば、仙台市内の避難所で自分たちのお金で活動していた炊き出しや配食サービスの支援、気仙沼で拠点が津波に流された団体の復旧に使われました。
聞き手:現地NPO応援基金はどのように使われたのですか?
聞き手:はばたけファンドとしての活動の成果はどうでしたか。
布田:団体の資金調達状況を把握しながら、状況に合わせて柔軟に使ってもらえる資金として利用してもらうことができました。一次助成では、とにかく早く支援したことが、活動をする上ですごく支えになったと、ある団体の代表の方に言っていただけました。
また、公募にした二次・三次助成では、震災を機に活動を始めたばかりの団体に活動のスタート資金として活用されました。その結果、亘理(わたり)町の仮設住宅での住民による生活支援や名取市でのコミュニティづくりなど新しい活動に対する支援へと繋がりました。
聞き手:今後の課題は何でしょうか。
2011年10月7日(@宮城県仙台市)
取材者:岡本泰志