スポーツで人と人とのつながりを
ナイキ・コミュニティ・インパクト・ファンド（NCIF）は、スポーツを通じた人と人とのつながりをテーマにした助成プログラムです。社会的な困難や生きづらさとともにある当事者が主体となり、スポーツや身体を使うアクティビティを通じて人と人とのつながりを創出したり、今あるつながりへの安心や信頼を深めたりできるよう応援します。
日本で2年目を迎えたNCIFの多様なプロジェクトをご紹介します。
2022年度に実施した8プロジェクト
Re: スポーツ倶楽部 特定非営利活動法人あそびとまなび研究所 ハンディキャップの有無や年齢などのちがいにかかわらず、子ども達を中心に誰もが参加しやすい運動を地域のみんなが楽しみました。自分でアイデアを出し、ルールづくりや場づくりをする方法も自然に学ぶことができました。 |
障がいのある女の子のためのスポーツを通じたエンパワメント及びソーシャルインクルージョン促進プロジェクト 一般社団法人S.C.P.Japan 障がいのある女の子達が、家族や友達、コーチとともにダンスやボール遊びなどのスポーツを楽しみました。安心できる環境で思い切り身体を動かしながら仲間とつながることで、より大きな自信をつけることができました。 |
スペイン語で体を動かそう！ 特定非営利活動法人日本ペルー共生協会 外国にルーツをもつ子ども達が、家族や友達とともにペルー舞踊やスポーツを楽しみました。保護者の母語であるスペイン語で活動することで、アイデンティティを育みながらコミュニティの絆を一段と深めることができました。 |
ユニバーサル登山 特定非営利活動法人パラキャン 障がいの有無にかかわらず、子ども達と家族がともに登山に挑戦しました。専門性を持つコーチの指導のもと、車椅子での段差越えや坂道の上り下り、介助方法などのトレーニングを重ね、ともに高尾山登山を笑顔で成功させました。 |
⻑期治療中のこどもときょうだい向けのスポーツアウトリーチ事業 特定非営利活動法人Being ALIVE Japan 病気などで長期治療中の子ども達が、友達やきょうだいとともにバスケやバレーボールなどのスポーツを楽しみました。こつこつと練習を重ね、みんなが集まる大会では現役アスリートの指導や励ましを受け、より力を発揮することができました。 |
野外教育プログラムを通して若者に活力を！ 特定非営利活動法人光と風と夢 自立援助ホームで暮らす子ども・若者たちが、カヌーや野球などの野外スポーツをともに楽しみました。ふだんの環境から離れて自然の中で自分を見つめ、仲間と交流することでより自分の力を感じることができました。 |
こどみら筑波山ツアー 一般社団法人子供プラス未来 病気や障がいなどさまざまな背景をもつ子ども達が、きょうだいや保護者、地域の皆さんとともに筑波山に登りました。医療専門家や登山ガイドのサポートのもと、大自然の中で挑戦する楽しみを分かち合うことができました。 |
わいわい水泳教室『マンボウ』～プールで泳ごう～ 公益財団法人東京YMCAウエルネス東陽町 発達障がいなどがある子どもたちが、仲間とともに水泳を楽しみました。一人ひとりの状態に合わせたコーチの指導で、挑戦する気持ちがどんどんふくらみました。子ども達ががんばる姿を見守る中、保護者同士のつながりも生まれました。 |
2023年度に実施中の7プロジェクト
| Re: スポーツ倶楽部 特定非営利活動法人あそびとまなび研究所 |
| Good Fellowを目指す障がいのある子どもたちの海・スポーツ体験 認定特定非営利活動法人Ocean’s Love |
| シェルター利用者のヨガ教室 特定非営利活動法人子どもセンターてんぽ |
| こどみら富士山ツアー2023 一般社団法人子供プラス未来 |
| ただ walking では終わらない！〜多様性のあるつながりで街を再発⾒！〜 特定⾮営利活動法⼈ことばの道案内 |
| みんレモ夜のラジオ体操部 一般社団法人みんなのレモネードの会 |
| 心の繋がりを育む子どもとプロサッカー選手のサッカー交流 特定非営利活動法人love.futbol Japan |
ナイキ・コミュニティ・インパクト・ファンドとは
ナイキ・コミュニティ・インパクト・ファンド（NCIF）は、地域の人々や子どもたちが活発でアクティブな毎日を送れるよう、地域コミュニティ団体や草の根団体をサポートします。ナイキはスポーツには世界を前進させる力があると考え、次世代の子どもたちの平等でより良い未来を目指して、遊びやスポーツを通じて彼らの潜在能力を最大限に引き出すことに注力します。
NCIFは、非営利団体や地域コミュニティ団体からの直接応募に基づいて実施されるナイキの唯一の助成プログラムです。米国、カナダ、ヨーロッパ、そして日本においてコミュニティ団体の活動を後押しするとともに、ナイキの従業員を助成審査プロセスに巻き込むことにより従業員も学び、エンパワーされる機会を得ることを目的とします。ナイキの店舗、本社、配送センターで勤務する従業員の地域の知見を活かし、その地域に根付いたコミュニティ貢献を行うために、従業員はボランティア研修を受け、助成先団体を決定します。
従業員がリードするこのユニークな草の根アプローチのプログラムは、2009年にナイキのグローバル本社である米国で開始してから、1200件、1100万ドルの助成金を世界15カ国で実施し、1000人以上の従業員が参加しています。2022年には包括的な草の根アプローチを用い、115万ドルの助成金を通じて160の地域コミュニティ団体を支援しました。
日本における本助成事業は2023年に2年目を迎え、ナイキジャパンが日本NPOセンターの協力で実施しています。
【参考】2023年度募集ページ（募集終了） https://www.jnpoc.ne.jp/?p=26680
お問合せ
日本NPOセンター（担当：上田、清水）
100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル245
TEL： 03-3510-0855 MAIL：ncif※jnpoc.ne.jp ※を@に換えてご送信ください