Microsoft NPO Day 2010 地域別ミーティング(箕面・7/23、8/6、8/20)実施報告

Microsoft NPO Day 2010 地域別ミーティング(大阪・箕面)
【プレ】
日時:2010年7月9日(金)10:00~15:00
会場:みのお市民活動センター フレキシブルコーナー
【1】
日時:2010年7月23日(金)10:00~15:00
会場:みのお市民活動センター フレキシブルコーナー
【2】
日時:2010年8月6日(金)10:00~15:00
会場:みのお市民活動センター フレキシブルコーナー
【3】
日時:2010年8月20日(金)10:00~15:00
会場:みのお市民活動センター フレキシブルコーナー

主催:市民活動フォーラムみのお
記録:有光翼(市民活動フォーラムみのお)

内容報告
【実施形態】
講座での開催も視野に入れておりましたが、ICTについて、ざっくばらんに会話ができるようなカフェ形式を採用することとした。
その理由は、従来の講座形式では、講師と受講者の関係が生まれ、内容についての発信/受信が一方通行となり、受講者が本当に聞きたい、持ち帰りたいと思う事柄に当てはまらないことがあるとPC講座を実施した際の受講アンケートからのコメントと受講者との意見交換した際に感じたため。
加えて、1回きりでの開催ではなく、継続的に開催することで、IT課題の解決への窓口や人材発見・IT分野のNPOとのつながりを築いていこうと企画し、『まちかどITカフェ』と銘打って、2カ月間で4回開催した。
5月の全体会合で事業計画の発表をして、6月から実施に向けた準備を「ICTで、地域は変わる」で活動をしているNPO法人コミュニティリンク(宝塚市)さんの協力を得て、進めてきた。
箕面市でITカフェを実施している任意団体CSSの協力で、カフェ運営を担って頂いた。
【広報活動】
今回は、IT分野ということで、挑戦的な取り組みを実施した。
もちろん紙媒体(チラシ)は作成致したが、関連施設や関係者への郵送は極力抑えて、開催場所のみで配架・告知した。変わって、団体のメルマガなど電子媒体(PDF)での広報活動を推進し、口コミ・知人関係へお誘い、紹介を主軸にして広報してきた。
結果、参加者の主な活動地域は、大半が箕面ですが、周辺の豊中・茨木・吹田、そして大阪市内・枚方・東大阪・尼崎・宝塚と、広域からの参加となり、また、初回から参加された数人は、リピーターになった方もいた。
【参加数】
合計で119人となり、これまで同様のカフェ形式での実績値(10人未満)から比較すると、相当関心が高い分野・テーマであったと思わる。
参加のきっかけについて、アンケートで集計したところ、口コミ・紹介(80%)、チラシ(20%)となった。
参加者の分類としては、IT分野で活動しているNPOのメンバーがほとんどでしたが、ITを導入していく・推進していくNPO、これからグループ・組織化を考えている市民の方となった。
そして、カフェに参加したことで、これからグループ・組織化を考えている市民の方が、8月には具体的に活動展開していくグループを組まれた。
9月以降は、協力頂いたCSSにて、引き続きITカフェを毎月2回で、開催している。
【各回のテーマと様子】
各回でのテーマとその時の様子について、以下のようになった。
●プレ@カフェでは、ツイッタ―の効果と使い方をテーマにしてNPO法人コミュニティリンクの中西様に登壇頂き、実際に登録からつぶやき、リツィートなど実行して、参加同士がフォローし合うなど、活発な交流となった。
●オープン@カフェは、助成対象の1回目として、Microsoft社西堀様から社の社会貢献についてと日本NPOセンター吉田様から旬なソフト「OFFICE2010」の便利になったポイントをテーマとした。企業としての社会貢献については、参加者からは初めて知ったという意見が多かった。そして、「OFFICE2010」については、前バージョンの「2007」の衝撃的なレイアウト変更から使用感に至る詳細な部分にまで、この時こそ、ITカフェとしての持ち味である、参加者同士の「気づき」や「つながり」が感じられる場面になったと思う。
●2回目は、任意団体CSSのメンバーに新OS「Windows7」をテーマにして、「WindowsXP」と「WindowsVISTA」との違いについて登壇して頂いた。世間で広まっている事以外にも、実際の使用感について、具体的な事例を紹介頂いた。参加者の間では、まだまだ手元に無いものということで、意見交換は少し控えめになりつつ、用意したサンプル端末を試したいので順番待ちの状況になった。
●最終回の3回目は、登壇を予定していた方の都合が付かず、担当の有光が「WindowsLive」をテーマにして、コミュニケーションツールとしての事例紹介をした。参加者からは他のツールとの違いや長所・短所にについて、質問が上がり、意見交換が活発に行われた。
【実施成果】
中間支援NPOの「市民活動フォーラムみのお」においては、まちかどITカフェを実施したことで、周辺市域の中間支援NPOからITカフェについての問い合わせがあった。また、IT導入を検討されているNPOから技術的な問い合わせ、IT分野のNPOの紹介依頼、市民の方からはIT技術の習得に関する団体の紹介依頼を受ける窓口(仲介役)と認識されるようになったかと思われる。
「仲介役」としての地位を確立とまではいかないが、相談窓口的な拠点に認識されつつあるので、初動時期としては、効果があったかと思われる。
一方、専門性を有するNPOとのつながりについては、現時点ではまだ少ない。継続して情報発信をし、繋がりを築いていかなくてはならない状況である。
今回購入した備品(高輝度のプロジェクター)については、ITカフェを実施しているときに、機材についての問い合わせがいくつかあった。IT支援としては、人材・ソフトウェアも重要だが、機材などハードウェアの側面もある程度必要であることが、判明した。

3.Twitter
ハッシュタグ 「#mcafeICT」

4.USTREAM中継(録画分)
アカウント communitylink もしくは dango_leader(CSS)
1回目 午前 http://www.ustream.tv/recorded/8447984 (西堀様・吉田様登壇)
2回目 午前 http://www.ustream.tv/recorded/8740871
午後 http://www.ustream.tv/recorded/8744743
3回目 午前 http://www.ustream.tv/recorded/9033469

記録提供:有光翼さん(市民活動フォーラムみのお)