将来のNPOを担うリーダーには、社会全体の動きを「観る力」が重要です。この「観る力」とは、古今東西あらゆる角度から物事を大局的にとらえる力でもあり、「何故、現代社会がNPOを必要としているのか」を明確に示し、将来像を描く力と言い換えることもできます。この章では、まず大まかに日本社会の中での市民セクター成立の過程を振り返りながら現在をどう「観る」か、次に「新しい公共」としての市民セクターの役割をどう「観る」か、そして個々のNPO の組織の信頼性をどう「観る」かを提示します。そのことで、皆さん独自の「観る力」をつけるヒントになればと思います。その中で、「新しい公共」という概念、更には「信頼されるNPO の7つの条件」を提示します。
- 市民セクターの現在をどう観るか
- 「新しい公共」をどう観るか
- NPO の信頼性をどう観るか
- コラム:組織が泥船にならないように
●1の力-観る力 日本のNPOのカタチ(PDF:1,270KB)