北九州のどんどこプロジェクト

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2008年9月19日 [小嶺児童館のプロジェクト]

打合せレポート:基地づくりの回

小嶺児童館での「基地づくり」企画について打合せをしました。担当いただくNPOは、昨年度、「ディープに知ろう~カツキとコミネのむかしむかしから、宇宙まで~」を担当下さった、「九州コミュニティ研究所」さんに今年度も依頼。この日は、小嶺児童館の川原さん、同団体の奥村さん、北九州市福祉事業団の冷川さんでの打合せとなりました。


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奥村さんと川原さんは昨年度の回で既知の間柄なので、「お久しぶりですー」という挨拶から始まり、さっそく川原さんから、イメージを説明。このプロジェクトの今年度初の打合せでも話されていた通り、以前から"ダンボールでの基地を小嶺でやりたい!"という思いを抱いていたそうで、それを今年度はぜひ実現したいという考えたあったとのことで、奥村さんからは、その思いを受け止めながら、さらに具体的な質問やアイデアが。

そ して、粗方の方向性や必要な資材が見えてきた段階で、実際に利用する空間を見ることにしました。小嶺児童館は、1Fの和室から2Fに上がると、広い遊戯室 と倉庫があります。この児童館、古い2階建ての建物ですが、2つのフロアとも、日当たりもよく快適で、かつ収納スペースが多くて機能的そうな印象です。

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当初、川原さんの基地づくりのイメージは、"屋外に作ってお泊まりもできれば・・・"というものでしたが、11月下旬に行うこととなり、季節的に寒さが心配されるため、この遊戯室を基地づくりの拠点とすることにしました。

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「館内にあるもので使ってよいものは、是非基地づくりの材料に活かしましょう!」ということで、さまざまな資材を確認しました。

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「遊戯室の窓や、窓枠にある手すりも、うまく活かしたら面白いと思いますよ」と奥村さん。

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倉庫に入るとさまざまな遊戯グッズがあります。「こういうものも使ってもらってよいですよー」と川原さん。

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実 際の場所を見ているうちに、だんだん奥村さんのイメージも膨らんできたようで、「まちを作るイメージでどうでしょう?家もあればお店もあれば役所もあれ ば・・・。で、部屋全体が一つのまちを成す、という感じで。この太い柱を一つの広場のようにして、各グループで作る拠点の間には道を通して、"こういう広 場や道は、みんなの場所だから、自分たちで勝手に何か建てちゃいかんよ!"、"あぶない工具は必ず大人と一緒に扱おう!"といったルールも明確に伝えなが ら。また、出来上がったらきれいな色紙等で装飾するのも楽しいですよ。」
それを手もとのノートに小さな図に表しながら説明する奥村さんに、「いいですねー、面白いですねー。」と川原さん。

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「飯 盒での炊飯もやりたい!」という川原さんのイメージを踏まえ、今度は屋外に出て、炊飯のかまどを作れそうな場所をチェック。この児童館の目の前には公園と グラウンドがあり、まるで児童館の園庭かのようです。その公園との境目の一角が、水道にも近くて適当ではという見解になりました。
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飯盒は児童館の倉庫に新品が10ヶ近くありました。全体で20ヶ必要になりそうですので、足りない分は他の児童館からお借りすることとなりそうです。奥村さんは飯盒等の野外活動もお得意の様子で、かまどの大きさ・飯盒の配置方法等も提案してくれました。

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他の倉庫を見てみると、こんなコワいふすま絵も!以前児童館にいた方が描かれた、肝だめし用のものとかで、リアルです!ずっと倉庫に眠っているそうで、奥村さん曰く「もったいないですねー。」。

こ の児童館は、年末から改修工事に入る予定で、その改修工事に関連して要らなくなるもの(改修予定のお部屋の畳など)が出てくるとか。そこで、児童館に既に ある物で使ってよいものも予め整理しておいて、事前に子どもたち向けのオリエンテーションを設けて、作業工程やルールの説明などとあわせて、"内覧会"の ように子どもたちが見て回って、基地づくりに活かしたいものをチョイスできるような機会も持ちましょう、ということになりました。

この基地づくりの回は、1泊2日のプログラムで、その1泊目の夜には、星空ウォッチングを 行うというタイムスケジュールです。リストアップしてみると、さまざまな資材や工具が必要となりそうで、その分大人の人手も相応に要する感じです。準備物 の確認とともに打合せを終えましたが、ぜひ星空観察も含めて、大人の方々にも関わっていただける機会となればいいですね。

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「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」は、
(財)住友生命社会福祉事業団が協賛しています。