北九州のどんどこプロジェクト

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2008年11月23日 [小嶺児童館のプロジェクト]

レポート:小嶺で異次元をつくろう!&小嶺の星空を体験しよう!

今日はいよいよ、お泊りしてのダンボールを用いた基地づくり。2週間前にオリエンテーションを実施した上で、迎えた当日。事前の資材集め・当日の昼食や夕食の炊き出しでも事業団・児童館の皆さんをはじめ、児童館の「母親クラブ」さんや近隣の方々から、たくさんのサポートをいただきつつ、当日は、朝から早速、実際の制作作業に取り組みました。
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この日の担当団体は、昨年度も担当下さったNPO法人「九州コミュニティ研究所」の奥村さんと女子学生さん3名。
屋内の遊戯室1室をフィールドに、4つのグループそれぞれにあらかじめイメージした設計図を基に、思い思いの材料・工法で制作するというスタイルでした。

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折々で、子供たちが"オクサーン"と奥村さんのサポートを頼みながら、作業自体はワイワイガヤガヤ、楽しくスムーズに展開していきました。
もともと小嶺児童館さんは、包丁や工具などの道具の使用を子供たちに指導されているようで、子どもたちはワイワイガヤガヤとしながらも段ボールカッターやキリなどの工具の扱いには、相応に注意をしている印象でした。

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特に怪我もなく、気がつけば、一つの室内にそれぞれの「おうち」が形作られていました。

その時点でお昼になったため、腹ごしらえをしました。子供たちは手持ちのお弁当、私たち大人は児童館の母親クラブの皆さんが炊きだして下さった温かい豚汁をごちそうになりました。

午後の時間帯では、セロハンや絵の具、マジックなどを用いた飾りつけ。

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夕刻になり、いったん、他の室内の「おうち」をみんなで見学する"内覧会"を持ちました。他のグループの「おうち」が面白かったのか 、中に入りこんで、ついはしゃいでしまい、壊れそうになるヒヤっとする場面もありました。

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その後は、児童館で用意していただいたおいしいカレーライスをみんなでいただきました。写真はオクサンがお友達におかわりをあげている様子。部屋中に、カレーの良い香りが立ち込めていました。

夕 暮れ時になると、星空ウォッチングを担当されたNPO法人「MYP」の方々が到着されました。日中から、あいにくの曇り空が続いていたため、 "望遠鏡を用いた野外の星空観察は断念し、屋内での解説をしよう"という方向で判断をされていましたが、現地に到着されるなり、空がすっきりと晴れてきま した。

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残念ながら、望遠鏡はありませんでしたが、急きょ、肉眼できれいな星空を観察しました。強いレーザー光線の出るペンライトを用いて、一つ一つの天体や星座を詳しく解説下さいました。

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そ の間に、館長さんのアイデアで、子供達にはサプライズ企画が用意されていました。それは、星空観察を終え、子供たちが児童館の玄関を一歩入ると、1Fの玄 関から2Fのお部屋へ向かう動線上に、竹筒を用いた明かりで照らし出し、いつもの児童館を幻想的な 雰囲気に...という演出でした。子供たちは「きれー!」と笑顔になっていました。

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その後は、2Fのお部屋に入って30分程星空の解説を聞きました。最初に星空を肉眼で見たためか、みんな真剣に聞いていて、「MYP」の方も、"低学年のお子さんもいたのに、よく集中して聞いていましたね!"と感心されていました。

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解説が終わった後は、星空の時間から参加された保護者や近隣の方々に基地のお部屋をご覧いただきました。中には、こわれかけた箇所を補強する保護者の姿もみられました。
その後はみんなでゲームをして、基地にお泊り、という流れでしたがなかなか興奮さめやらない様子でした。

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翌朝は6時半に起床、朝食を取って終了しました。夜中に発熱を訴える子もいましたが、翌朝には全員無事帰宅できました!

こ のような1泊2日がかりのプログラムを行ったのは、小嶺児童館のみです。NPOや地域の人たちをはじめ、さまざまな大人のサポートの下、お友達は安心し きって基地づくりや星空観察を楽しんでいました。これからは、工具も自分で使える自信がたっぷりついたのではないでしょうか。ダンボールから素敵な「おう ち」を作れたこと、星空の楽しさを知ったことを思い出に、これからも、身近な物事を、自分で工夫しながら、楽しんでくださいね!

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「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」は、
(財)住友生命社会福祉事業団が協賛しています。