京都のどんどこプロジェクト

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レポート8:自然と遊ぼう〜花背山の家で雪遊び〜 2日目編

 前回の続きで、2日目の様子を報告します。
 2日目は朝食の後、10時から雪の杉林の中を散策し、自然観察するプログラムを行いました。この日は、寒かったですがお天気が良かったです。
      今から出発です
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 散策しながら、小林さんが植物(杉)や山の中にいる動物(うさぎなど)の説明をしてくださいました。
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 散策の途中からはスノーシューの体験をすることに。スノーシューとは、雪のフィールドを歩くための道具「西洋版かんじき」を履いて楽しくハイキングをするレジャーのこと。子供たちは、芦生自然学校が用意してくださった道具を履き、雪の道を散策することに。数が人数分なかったので、散策の途中で、履き替えて、みんなが体験しました。
 また、昔のかんじきも2足持参されており、希望する子供たちがはいてみたのですが、脱げてしまい、こちらの体験はお預けとなりました。
      西洋版かんじき                    昔のかんじき
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      スノーシュー初体験
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 散策の道は緩やかな上りで、スノーシューを履いた子供たちの踏みしめた後の道を歩けば、雪にズボッとはまらないとのことだったのですが、歩いている場所だと思っていたらどうも違ったらしく、雪にズボッとはまってしまうことも。
  途中、杉の葉っぱを観察したりして、1時間ほど道を登って、見晴らしの良い所に到着し、みんなで記念撮影。
    杉の葉っぱについて説明中             杉の葉っぱ観察中
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     これが杉の葉っぱ              みんなで記念撮影
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 その後、お楽しみの時間ということで、みんなでソリ遊びをしました。場所があまり広くないこともあり、使用したソリは、1人用のお尻に敷く座布団のようなソリ。はじめは怖そうにしていた子供たちも、何回も滑っているうちに慣れてきたのか、いつのまにかスタート地点が後ろにズレ、滑走距離が少し長くなっており、みんな楽しそうに斜面を滑り降りていました。
              このソリで滑ります                                            岡さんの見本
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shizen040.JPGのサムネール画像
















 みんながソリ遊びに夢中になっている中、12時になったので、ソリ遊びをやめて、かなりのショートカットで下山し、プログラムは無事終了。
 着替えて帰る準備を済ませ、お昼ご飯を食べました。その後、芦生自然学校のお2人が用意してくださった模造紙に子供たちと芦生自然学校のお2人で寄せ書きをしました。(寄せ書きは記念に児童館のみんなが持ち帰りました)
     寄せ書きを書いています              寄せ書き完成
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 14時10分頃に、お世話になった芦生自然学校のお2人にお別れをし、バスに乗って、16時頃に無事に阪急嵐山駅前に帰ってきました。誰1人、ケガや病気をすることなく、元気に帰って来ることができました。
 みんな、普段雪で遊んだり、雪の中を散策することはないと思うので、良い体験が出来たのではと思います。

 児童館のみんなの感想は次のとおりでした。(児童館の職員さんから伺いました。)

 子どもたちにとっても、職員にとっても、初めての冬の花脊山の家での活動でした。この日を迎えるまでは「雪がふるかな?」「積もるかな?」など、いろいろ天候面での心配や不安がありましたが、当日はその心配もなくさむ〜い中、企画していた活動ができて良かったです。
 子どもたちも行きのバスの中から「雪や!雪!!」と興奮気味の声があがったり、1日目の雪あそび、2日目のハイキングとなかなか市内では体験できない遊びができることに大興奮でした。
 とっても楽しかったようで、帰ってきた後、児童館の友だちに報告していました。それを聞いた子どもたちも「来年も行ける?」「行きたい!!」と言っていました。
 芦生自然学校のお二人は、いつもと違うフィールドということで活動がしにくかったと思いますが、子どもたちに自然の面白さ、楽しさなどを伝えて頂くとともに、新しい発見に出会える機会をつくっていただけたと思います。本当にありがとうございました。
 最後に、どんどこプロジェクトに参加させていただいて、いろいろなNPOさんと関わりを持つことができました。私たち児童館にとって、活動の展開を拡げることができ、今までと違った視点を持つことができたプロジェクトになったと思います。1年間、どうもありがとうございました。

 今回で、京都地区でのプログラムは、すべて終了しました。関係者の皆さま本当にありがとうございました。

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「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」は、
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