仙台のどんどこプロジェクト

「干し柿づくりとおにぎりワークショップ」

 今日のプログラムは欲張りです。干し柿づくりとおにぎりワークショップを1回でやってしまいます。
 賢和会男の台所のメンバー3人と児童館のスタッフがおにぎりワークショップの材料と昼食のいも煮汁を準備している間に、まずは干し柿づくりに取り組みました。この柿の実は、通町児童館の「干し柿づくり」で余ったもで、約150個をいただいたものです。


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 干し柿づくりをイメージしてもらうために、事前に皮をむいて干しておいた干し柿を見せます。


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 干し柿をつくる前に、なんで干すのかの解説のため、生のままの柿(渋柿)を子どもに食べさせました。渋いと顔をゆがめる子、意外に甘くて美味しいという子がいます。渋いって複雑な味覚のようで、子どもの中には感じない子もいるようです。
 「包丁を使ったことがある人?」
 半分位しか手が上がりません。かすかな不安がよぎります。
 柿の皮むきのデモンストレーションを行い、「包丁を動かすのではなく、柿を回していくんですよ」と教えて行きます。
 いよいよ子どもたちの挑戦です。上手に皮むきが出来る子、出来ない子、ダイヤモンドのように多角形にむいてしまう子。なかなか、柿の方を回すことができないようです。そのうちに指を切ってしまう子が5人も・・・。不安的中です。


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 園長先生の「いいのいいの、切ってみないと覚えないんだから」の言葉に救われました。
 かく言うわたくしも、会の終了後に余った柿の皮むきをしていて、うかつにも指を切ってしまい。都合けが人が6人と言うことになってしまいました。面目ない。
 皮むきが終わると、ひもに柿を通して行きます。各テーブルで2本から3本のつるし柿が完成です。
 そのひもを竹に縛れば、柿のれんの完成です。だいたい1ヶ月で干し柿になります。この干し柿は、1月のまとめの会で「柿のり」にして、おやつとしていただきます。

 

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 そうこうしている間に、おにぎりワークショップの準備が完成しました。テーブルの上には、しゃけやたらこ、梅干し、のり、ごま塩などのおにぎりの材料が登場です。

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 最初に様々なおにぎりについてのお勉強をプロジェクターの映像を使って行いました。ご飯に具材を入れる、混ぜる、まぶす。ご飯をくるむ、巻く。形も丸、たわら、軍艦巻き、三角、変わった形もあります。映像を見ながら、子どもたちは、myおにぎりをイメージして行きました。
 そして、賢和会男の台所のメンバーによるおにぎりの握り方のデモンストレーションです。
 いよいよ子どもたちが、おにぎりを握る番です。ラップにご飯をもらい、具を入れたり、混ぜたり、それぞれのおにぎりづくりです。ウサギの顔、ハート型、星形、いろいろな形におにぎりも出来ました。手がご飯でぐちょぐちょの子どももいます。


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 おにぎりワークショップが終わると、いも煮汁をよそおってもらい、お昼の時間です。
 みんなで、いただきますをして、自分で作った世界で唯一のmyおにぎりをおなか一杯になるまでいただきました。

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「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」は、
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