仙台のどんどこプロジェクト

「まとめの会」

 今日は、これまでの4回の取り組みを振り返りを行う「まとめの会」です。振り返りだけではつまらないので、第2回でつくった干し柿を使って、郷土のおやつ「柿のり」づくりに取り組みました。


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 あらかじめ干し柿をお湯でもどし、フードプロセッサーでペースト状にし、上新粉、お湯で耳たぶの硬さに練り上げ、団子を作って行きます。この団子を手のひらで薄くのばし、ホットプレートでこんがりと焼いて、いただきます。

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この時の分量、特にお湯の量が問題で、お湯を入れすぎて、どろどろになっているグループが出現。予備の粉があれば助けてあげられたのに、ごめんなさい。
 でも、苦労はしたけれども、焼き上げれば同じだから。「柿のり」と干し柿をおやつとしていただきました。


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 「柿のり」の感想を子どもたちに聞くと、ある子が「あきた」の一言。
 「その感想は、正しいよ」と答えました。みんなのおじいちゃん、おばあちゃん、その上のおじいちゃん、おばあちゃんの時代に、甘いものが少なく、知恵を出して、干し柿の甘さでつくったおやつだから、飴やチョコレートの甘さになれた、みんなが「あきた」と感じたのは正しい感想だと伝えました。
 この子たちが大人になる過程で、貧しかった時代に思いを馳せる材料になれば幸いです。
 さて、4回の取り組みの映像をプロジェクターで映しながら、振り返りを行いました。子どもたちの感想は、すごかった、たのしかった、痛かった、おいしかったと単純ではありますが、率先して手を挙げて答えてくれました。いい思い出がいっぱい出来たからではないでしょうか。

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 最後に、児童館に通っていた頃、NPOという人が来て、いろいろなことをしたり、教えてくれたことを大人になっても忘れないでね。とメッセージして鶴ヶ谷児童館での取り組みの締めとしました。

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「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」は、
(財)住友生命社会福祉事業団が協賛しています。