NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2012

三郎丸児童館・中島児童館・南小倉児童館・到津児童館・南曽根児童館・小嶺児童館 (6館合同プログラム)

福岡県北九州市

プログラム

じどうかんコマーシャル
〜この番組はじどうかんの提供でお送りします〜

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タイトル じどうかんコマーシャル
〜この番組はじどうかんの提供でお送りします〜
実施児童館

三郎丸児童館

中島児童館

南小倉児童館

到津児童館

南曽根児童館

小嶺児童館

(6館合同プログラム)

協力NPO Kids work
その他協力者 大塚恵美子(劇団夢の工場)
日時

ワークショップ1:2012年8月9日(木)10:30-14:30
ワークショップ2:2012年8月21日(火)9:30-12:30
ワークショップ3:2012年8月30日(木)10:30-12:00

※ワークショップ終了後各館でCMづくり

場所 ワークショップ1, 2, 3 → レインボープラザ41会議室、中ホール
CMづくり → 各館・各地域にて
ねらい 自分が利用している児童館を中心とした地域のよさを再発見し、さらに愛着がもてるようになることを目的とする。また、CMを制作することにより、地域と児童館の役割を端的に理解することができ、作成したCMをほかの人に見てもらう場を設定することにより人に認められる喜びを味わい「こんなことができるんだ」という自信をもてるようにする。
概要 各館でCMづくりに取り掛かる前にワークショップを行う(各館代表児童2-4名)。ワークショップ1では、CMの解剖、コマ割りを行い、2ではストーリー作り、3では各館での作業がスムーズに進むよう、ふりかえり活動を行う。できあがったCMは、2012年12月の「子育ちフェスタ」と2013年2月の「児童館フェスタ」の来場者に見てもらえるよう場を設ける。その後改めてCMづくりに携わったみんなで上映会を行い、反応や感動を共有する機会にする。

レポート

当日の様子・子どもたちの声

当日の様子

各館で子ども監督数名を募り、夏休みに3日間のワークショップを行いました。1日目は「大久保博士」ことNPO法人KIDs workの大久保大助さんを講師にお迎えして、実際にTVで流れているCMをみながらCMの解剖を行ったり、コマ割りについて勉強したりしました。2日目は「エリザベス」こと劇団夢の工場の大塚恵美子さんをお迎えして、表現することを学んだり実際にストーリーを作ってみたりしました。そして、3日目は大久保博士と共に、これまで学んだことを振り返りました。3日間のワークショップを終えた子ども監督たちは「さあ、どんなCMにしようか?」といよいよ始まるCMづくりに向けて気分がたかまった様子でした。

それから秋にかけてそれぞれの児童館で、子ども監督たちはCMづくりに大忙し。「こんなCMにしよう」「あそこに撮影に行きたい」と話し合いながら絵コンテを作り、必要な小道具や衣装を作り、ロケに行き、撮影し…各館オリジナリティに溢れた「じどうかんCM」が完成しました。

完成したCMは、子育ちフェスタ(2012年12月23日西日本総合展示場にて開催)や児童館フェスタ(2013年2月17日子どもの館にて開催)でたくさんの来場者の方々にみていただく機会を経て、CM上映会と言う形で子ども監督たちの前に戻ってきました。ワークショップ以来再び集合した子ども監督たちもアカデミー賞さながらの上映会の雰囲気に興奮している様子でした、そして映像の専門家である株式会社映像BOXの吉塚正希さんとCMの専門家である株式会社九広の川本利雄さんを始めととする審査員の方々に「最も笑いをとれたで賞」や「チームプレー賞」などの特色のある賞をいただいて喜びを隠しきれない様子でした。自分たちが作ったCMを見て、みんながどんな反応をしてくれるのか、それを目の当たりにして、子ども監督たちはまた一回り自信をつけたようでした。

子どもたちの声

(CM上映会終了後の感想)

楽しかった。来年もCMを作りたい。全部の児童館の人と仲良くなった。他の児童館の人ともう会えなくてさみしい。児童館に帰ったらDVDと賞状をみんなに見せたい。最初はこんなに大変だとは思わずに参加したけどやってよかった。

よかったこと

NPOの方にCMづくりの知識についてはもちろん、子どもたちの意欲が高まるような働きかけをしていただき、普段の児童館行事以上に子どもたちが楽しんで活動していたように感じました。

また、協働したNPOの方や連携したNPOセンターの方のつながりで、表現、映像、CMづくりの専門職の方々にもご協力いただくことができ、プロジェクトにかなり深みが増したように感じました。

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児童館担当者・協力NPO・その他協力者の声

児童館担当者

自分たちの専門分野ではない「CMづくり」というプロジェクトに対して、先の見えない不安を感じながらの半年でしたが、子どもたちの熱意とひらめき、そしてそれを引き出してくださったNPOや協力者の皆様のおかげで記憶と記録に残るプロジェクトになりました。来年もどんどこプロジェクトに参加していきたいと思います。

協力NPO

今回児童館の先生方はどうしたら面白くなるのか?そして、それをどうしたらできるのか?という姿勢で取り組まれていたように思います。たくさんの子どもたちを見ないといけないとなると、どうしても「管理」「安全」の方に力が行き、「面白い」が骨抜きになります。「管理」や「安全」をしながらいかに「面白い」ものをつくることができるか!これが勝負のしどころです。北九州の児童館の先生方はここら辺の間合いが上手にとれている方が多く、こちらも楽しく一緒に仕事をさせていただいています。

子どもたちが放課後時間をどのように過ごすのかということは、これからの大きな課題です。児童館にこうした先生方がたくさん増えていくことは子どもたち、ひいては日本の未来にとって必要なことだと思っています。共に頑張っていきたいと思います。

この事業で得られたこと

子どもたち主体の活動が大半を占めるプロジェクトではありましたが、NPOの方が子どもたちの意欲を上手く刺激しながら関わって下さり、最後まで活動を進めることができたように思います。また専門的知識もご教授してくださったので、子どもたちのCMづくりに対する意識も高くなっていきました。

子どもたちの主体的な活動という意味でとても意味のあることができたと思いますので次年度も同様、子どもたち主体で活動できるプロジェクトを考えていきたいと思います。

 

三郎丸児童館ついて


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連絡先

住所 〒802-0061
福岡県北九州市小倉北区三郎丸3-4-2
電話番号 093-642-4091