NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2019

金沢市立扇台児童館

石川県金沢市

地域の遊び場発見!!外遊びを通して遊びを作り出す力(社会力)を身に付けよう!!

タイトル 地域の遊び場発見!!外遊びを通して遊びを作り出す力(社会力)を身に付けよう!!
協力NPO NPO法人 クラブぽっと
その他協力者
  • 金沢市立扇台児童館ファミリークラブ
  • 金沢市立扇台小学校ファーザーズ
  • 金沢市扇台公民館
  • 扇台校区社会福祉協議会
  • 金沢高尾城址見晴らし台愛好会
事業期間 2019年4月~2020年2月
開催場所 主に扇台校下周辺の野外(扇台校下周辺の竹やぶ、扇台校下の畑など)
目的

地域の公園や竹林、畑などを活用し、様々な遊びや自然体験活動を通して、子ども達には外遊びの楽しさを知ってもらい、日常的に外遊びを実施するきっかけづくりとする。また、外遊びを通して、「遊びを作り出す力=社会力」や心の知能指数(EQ)を育み子ども達の成長にもつなげる。

地域の関係団体には、本事業での連携を通して、子ども達の健全育成のためには、様々な外遊びや自然体験活動が大切であるということを再認識していただき、地域の中での社会教育がより実施されるようになるため、連携を深める。

概要

地域の竹やぶで遊ぼう

第1回:地域の竹やぶを探検しよう!!~筍が掘れるかも!?~
地域の竹林を探検し、筍の収穫を体験する。子ども達には竹害についての解説をし、竹林の中でネイチャーゲームや虫探し、そして筍を探して掘る。

第2回:地域の竹で遊んでみよう!!
毎年小学校の父親の会が主催して実施している流しそうめんのイベントを子ども達が一緒に準備から手伝い、当日の流しそうめんもお手伝いをする。
前日準備:竹箸や竹コップの作成を行う。
当日:イベントのお手伝いを行う

地域の畑で遊ぼう

第1回:サツマイモを植えてみよう!!
地域の畑をお借りして、サツマイモの苗植えを行う。ただ、苗を植えるだけでなく、畑や土づくりについての説明やおいしいサツマイモを作るためのコツなどを教えてもらう。終了後は、地域の公園で外遊びを実施する。

第2回:サツマイモを収穫しよう!!
自分たちで育てたサツマイモを収穫し、収穫したサツマイモをどうするか 相談する。

第3回:収穫したサツマイモで!
第2回イベントで子どもたちと相談した内容を実施する。

金沢市立扇台児童館について

連絡先

住所 〒921-8141
石川県金沢市馬替1-29-1
電話番号 076-296-1180

レポート

当日の様子

5月18日(土) “さつまいもの植え付け”と“竹やぶで遊ぼう”

4月に竹やぶで遊ぶ予定をしていましたが、実施予定日2日前に、活動する予定の山に熊が出たことで急遽中止となり、さつまいもの植え付けと同時に“竹やぶで遊ぼう”を行うことになりました。

当日は、午前中に120株3種類のさつまいもを植え付けました。

地域の方から植え方の説明をうけ、各グループで垂直植え、斜め植えの特徴を理解した上で、どのように植えるかを相談し、子ども達で決めて植えました。初回の行事で初対面の子どももいましたが、地域の方々のフォローのお陰で子ども同士コミュニケーションを取りながら作業をしていました。

午後からは山に移動し、竹になりつつある筍を掘り、皮をむいて観察したり、自然のツルでターザンの様に遊んだり、見て・触って・聴いて・においをかいで、山を満喫しました。このようにして遊びを作り出す力がついていくのだと実感できる一日を過ごすことができました。

report_ougidai01.jpg

7月13日(土) “竹であそぼう”

前回遊んだ山で今回は竹を切り、竹箸、竹の器を作りました。

出来上がった竹箸、竹の器は翌日の扇台小学校ファーザーズの流しそうめんのイベントで使用する目的があったため、まずは自分の物を作り、次は家族や参加者の方のためにと、慣れない手でのこぎり、小刀、なたを慎重に使いながら次々と箸や器を作っていました。保護者の方も夢中になり制作していて微笑ましかったです。

途中、大人が竹ぶみや持ち手のある器を作り出したりすると、それを見ていた子ども達も真似をしたり、楽器を作ったりして、沢山刺激を受けていたのが印象的でした。

後半は翌日の流しそうめんの打合せをしました。そうめん以外に流すものはどんどこメンバーに任せて頂いたので、グループごとに流したいものベスト3を相談して決めました。ようかんやワカメなど子どもらしいユニークな案もでて益々明日のイベントが楽しみになりました。

report_ougidai02.jpg

7月14日(日) “流しそうめん”

どんどこメンバーは早めに集まり、イベントのスタッフとして関わらせて頂きました。

準備では、高学年グループと低学年グループにわかれ、高学年グループは調理室で食材の準備をし、低学年グループは外で会場の準備やあいさつ文を考え、発表する練習などをしました。それぞれの持ち場で責任をもち、子ども同士コミュニケーションを取りながら自主的に動けるようになってくるなど、苦労や工夫、そして達成感を感じた一日でした。

report_ougidai03.jpg

10月5日(土) “さつまいもの収穫”と“メニューづくり”

午前中はさつまいもの収穫をおこないました。

まず地域の方から堀る手順を教えて頂き、いものつるが食べられることや、昔は芋がご馳走で、つるも大切に食べたことなどのお話を聞いてから、畑にむかい収穫をしました。垂直植え、斜め植えと植え方を変えてもあまり違いがでなかったこと、くさむらに植えたものが一番立派だったこと、草むらでもさつまいもは育つ生命力をもっていること、草むらは雑草の根がはびこり、堀りにくいことなどを実際に目でみて体験し、また育てて収穫する喜びを感じていました。

午後からはグループワークをしながら、次回さつまいもで何を作るかを相談しました。子ども達は自分の希望を仲間に伝えつつ、仲間の意見も尊重できるようになり、スムーズにメニューを決めることができました!

report_ougidai04.jpg

10月26日(土) “クッキング”

待ちに待ったクッキングの日! 担当にわかれて“さつまいもごはん”“豚汁”“天ぷら”“ケーキ”を作りました。

包丁やピーラーなどを初めて使う子どももいましたが、切り方や大きさ、手順など、声をかけ助け合いながら楽しそうに調理をしていました。豚汁に白菜の大きい葉が一枚まるごと入っていたり、さつまいもごはんが固かったりしても、自分たちが育てて作ったものは特別なおいしさがあったようです。

午後からは【ふりかえり】をしました。楽しかったことや自分が成長したところを書き出し、次年度に向けてもっと成長したいことや、次年度やってみたいことも考えました。

report_ougidai05.jpg

11月17日(日)

最初の予定にはありませんでしたが、竹やぶの場所を紹介・提供して下さった団体から急遽お誘いを受け、桜の植樹に参加しました。桜を植えることで山に行く機会が増え、外で遊ぶ機会が増えたり、大人になった時に桜を見て野外活動をしたこと思いだしてくれたりしたら良いと思います。

地域の団体と繋がることで声をかけて頂けるようになり、子ども達が家族と共に記念樹を植える経験が出来ました。

report_ougidai06.jpg

よかったこと

  • 普段屋内の活動ばかりで屋外での活動が少ないため、職員も知識がなく、なかなか野外での活動が今まで出来なかった。しかし、協働で活動することで子ども達は沢山の経験が出来、児童厚生員も勉強になりました。
  • 協働で行ったため地域の子どもだけではなく違う学校・違う地域の子ども達も一緒に活動出来、交流出来ました。

子どもたちの声

  • グループリーダーをして成長したと思います。
  • 友達と協力できる様になりました。
  • 仲間に声かけ出来るようになりました。
  • ピーラーや包丁、のこぎり、小刀、なたが使えるようになりました。
  • 竹やぶで遊んだり、器、お箸を作ったりしたのが楽しかったです。
  • 育てたさつまいもを料理して食べたのが楽しかったです。

協力NPOの感想

児童館と協働・連携して事業を実施したことにより、NPO単独ではやりたくてもできなかった事業を実施でき、また子ども達の大きな変化や成長が見て取れ、とても充実した事業だったと感じています。

また、アンケートによる「生きる力」を評価した結果、有意差はなかったものの「生きる力」は3.8ポイントの向上があり、データー的にも子どもたちの成長があったことが示唆されました。

このように児童館とNPOがそれぞれ得意分野をいかし、事業を実施することで地域の子ども達の成長に携わることができ、今後も協働・連携していくことでさらなる発展を目指したいと考えています。

その他協力者の感想

  • わが子以外の子ども達とコミュニケーションが取れるようになりました。(保護者)
  • この活動が続いていってほしいです。この活動の認知を広げたいです。(育友会)
  • 子どもそっちのけで楽しみました。(保護者)
  • ずっとお手伝いできるように体に気をつけます。(地域の方 73歳)

児童館担当者の感想

  • 行事が始まった当初は地域の団体や地域の方にどれだけ理解と協力を得られるか不安でしたが、多くの方々に協力していただけたことに感謝しています。
  • 極力大人達は手出しせず子ども達の自主性に任せるように心がけ、自分たちで決めるように促すことで、行事に参加した子どもたちは成長したが 地域全体としての課題はまだまだだと感じています。
  • 外遊びの楽しさはまだ伝えきれてないと思うので次回のプログラムでは、地域の公園での活動をもっと取り入れていきたいです。