NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2019

燕市児童研修館「こどもの森」

新潟県燕市

コドモーリーからの挑戦状

タイトル コドモーリーからの挑戦状
協力NPO
  • NPO法人 市民協働ネットワーク長岡
  • 燕アレルギーっ子クラブ
  • NPO法人 新潟NPO協会
その他協力者
  • 燕市食生活改善推進委員協議会
  • にじいろドロップス
  • まんまるほっぺ
  • つうぃんくる
  • 全国ヘルプマーク普及ネットワーク
  • 燕市観光協会
  • 小中川児童館
  • 燕市女性防災リーダー
  • 燕市防災課
事業期間 2019年4月~2020年2月
開催場所 児童研修館「こどもの森」および交通公園
目的
  • 遊びを通じて防災に対する知識を身につける場を設ける
  • 子どもたちの主体性を育む企画にするために、児童館職員、地域の大人たちがどのように関わっていくべきかを一緒に考え、子どもたちが事業へ積極的に参画できるようにする。
  • 事業を通じ、こどもの森が、子どもにとっても大人にとっても安心できる居場所になることを目的とする。
概要

コドモーリーからの挑戦状 Part1

秋の地域の祭りに合わせて実施。こどもの森、隣接する交通公園を利用した謎解きゲーム。PART2以降の参加につながる企画とし、遊びを主眼とした内容で行う。

コドモーリーからの挑戦状 Part2 ~赤ちゃん編~

乳幼児とその保護者を対象にした内容。災害時の対応について学ぶ機会とする。

コドモーリーからの挑戦状 Part3 ~防災編~

単なる謎解きゲームではなく、防災の視点を加える。本事業のメインとなる活動。2018年実施の"防災ごっこ"の内容を発展させる形で実施。  年間を通じて行っている食育活動と防災を関連付けた、こどもの森ならではの防災活動とし、炊き出し訓練も行う。

コドモーリーからの挑戦状 Part4 ~アレルギーっ子編~

食物アレルギーについて知ることを、ゲーム形式で遊びながら体験できるプログラムとする。

燕市児童研修館「こどもの森」について

連絡先

住所 〒959-1263
新潟県燕市大曲3355
電話番号 0256-61-1551

レポート

当日の様子

すでに定着している「防災」と「食」の活動を発展させ、児童館ならではの「あそび」の視点を組み込んでいきました。地域の子どもたちにこどもの森に来てもらい、知らず知らずのうちに活動の中心となれるような仕掛け作りが今年度の活動のポイント。関係者会議では、やりたいこと、伝えたいことがどんどん出てきて、予定外の講座も実施することになりました。

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ダンボール工作 with 401

地域の若手クリエイター協力のもと、プログラム全体の雰囲気作りとなる館内装飾を作成しました。この後の活動の装飾に使うものを一つ作り、後は持ち帰りOK! 自分の作品が飾られることは、次の活動参加にも繋がる仕掛けとなりました。また、作品を飾ると「またコドモーリーやるの?」と声がかかるほど、象徴的な装飾となりました。

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コドモーリーからの挑戦状 Part 1 ~おにフェス~

地域行事「酒呑童子行列」のPRイベント“おにフェス”とタイアップし、観光協会と高校生ボランティアが中心となり、謎解きゲームを行いました。地域の行事を知ることも目的のひとつとし、鬼の仮装や地元劇団の人形劇鑑賞もポイントになりました。

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コドモーリーからの挑戦状 Part 2 ~赤ちゃん編~

市民協働ネットワーク長岡 佐竹直子さんを講師にお迎えし、赤ちゃんとママのための防災講座を実施しました。赤ちゃんがいながらの避難生活について、実体験をお聞きしました。必要な備えについて学んだ後は、防災グッズを探しに館内探検もしました。

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もりもり食堂~パッククッキング~

関係者会議で実施が決まった講座です。つばめアレルギーっ子クラブ協力により、食物アレルギーにも配慮し、パッククッキングでツナ丼を作りました。

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森のてしごと「こつこつ」~虹染めさらし~

こどもの森おすすめの防災グッズのひとつが“虹染めさらし”。関係者会議でさらしの活用を伝えていこうと盛り上がり実施が決まりました。おんぶひもやオムツ、手ぬぐいとして活用することを紹介する講座の中で、子どもが見立て遊びを始めました。さらしはあそびのツールでもあると子どもに気づかされました。

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コドモーリーからの挑戦状 Part 3 ~防災編~

今年度のメインとなる活動です。まずは、3つのエリアのなぞ解きに挑戦! 「ぼうさいちしき」のエリアでは、災害時のトイレやローリングストックなどについて学び、ヘルプマークを持った人たちの手助けをするとミッションクリア。外国人、赤ちゃん、ケガをした人、耳の聞こえない人などに出会ったらどうするかを考えました。「ひなんじょ」のエリアでは、炊き出しを食べるための器作りをしたり、ダンボール迷路を進みながら、避難時に必要なものを探したりしました。「あそび」のエリアでは、大声で助けを求める大声コンテストや水消火器に挑戦しました。3つのエリア全てをクリアしたら、最終ミッションに進めます。Dr.ボーサイダーこと燕市防災課職員とハザードマップで自宅を確認。これで全てのなぞ解きは終了です。協働団体がそれぞれの持ち味を生かし、ブースを担当してくださったことで、多くの体験活動の場を設定することができました。

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ハイハイレース&コドモーリーからの挑戦状~アレルギーっ子編~

2月22日ネコの日ということで、赤ちゃんたちはしっぽをつけ、「ゴールを目指して進め!」というミッションのもとハイハイレースに臨みました。また、母親だけでなく、父親、兄姉、祖父母と多くの応援者が来館する機会を利用し、食物アレルギーと防災について学ぶ機会を設けました。“キッズカフェ”とう形で、小学生にお手伝いをお願いしたところ、申し込みが殺到しました。子どもたちは、「赤ちゃんとおうちの方に楽しい時間をプレゼントせよ」というミッションを完璧にこなしてくれました。

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よかったこと

市民協働ネットワーク長岡 佐竹さんとの打ち合わせの中でお聞きした「プロセス作りをする」という言葉をヒントに、子どもたちが主体的に取り組むための仕掛け作りを考え出すことができたと思う。多くの団体と協働することで、それぞれの団体の得意なことを活動に生かしてもらえ、それは私たち職員の苦手とする部分でもあったので、協働の意義を強く感じることができた。

子どもたちの声

  • はじめてボランティアとして参加させていただき、子どもたちとのふれあいなどを通じて災害が起こった中で、どのように行動できるのか、どのような備えが必要なのか楽しく学ぶことができ、とてもためになりました。(防災編ボランティア・中学生)
  • 病人(ケガ人)の役をしました。いろいろ歩いていたけど、恥ずかしがって声をかけにくそうな子が多く見られました。でも、自分から本部に連れて行ってと頼むと、皆協力してくれたので良かったです。(防災編ボランティア・中学生)
  • 自分で作った紙コップでおしるこを食べたけど、食べにくかった。(防災編参加者)
  • みんなと協力してたくさんのお友だちができてうれしかったです。(アレルギーっ子編ボランティア・小学生)
  • 赤ちゃんにメダルをあげたら笑顔になってくれたことがうれしかったです。(アレルギーっ子編ボランティア・小学生)
  • 幼稚園児、小学生のリーダーとしてみんなをまとめるのは不安でしたが、小学生は一度言ったことをすぐに理解してくれ、年中さんたちも私に聞いてくれてありがたかったです。ボランティアして良かったです!いい経験ができました。(アレルギーっ子編ボランティア・高校生)

協力NPOの感想

  • ボランティアの赤本的なものがあると参加者にルール説明しやすいのではないかと思います。次回、館内をミニ避難所のようにコーナー分けすると更に災害時のイメージが湧くと思います。さまざまなハプニングがある中、ここまで良く作り上げたなと思います。(市民協働ネットワーク長岡)
  • 昨年の米粉すいとんは衛生面で問題があると指摘され、今回の炊き出しはかなり悩みました。地元企業の商品を使い餅をカットし、熱い小豆汁を注ぐおしるこにしましたが、“ボーサイダー”に、あんこの袋をカットし直接器に入れお湯を注ぐほうが衛生的だとアドバイスされました。まだまだ、学ぶべきところがあると感じました。(つばめアレルギーっ子クラブ)

その他協力者の感想

  • 昨年も思いましたが、遊びながら防災のことを学べてとても良い取り組みだと思います。ちょっと難しいミッションがあったけれど、皆さん楽しく取り組まれていました。(WWA)
  • 災害時の食を支える力になるために、パッククッキングは、繰り返し練習することが大事だと改めて思いました。(食推)
  • ミッションクリアで貰ったパズルピースを合わせるとヘルプマークになるアイディアはとても良かったです。子どもたちがヘルプマークに関心を持つきっかけになったと思います。私たちの活動の中でもこのアイディアを使ってみたい。(全国ヘルプマーク普及ネットワーク)
  • テーマが防災なのに、やらされている感がなく、参加者が楽しんでやっていました。イベントを知らないでやってきた人もうまく救って参加させていたと思います。いろいろな立場の人が各々の持ち味を生かして参加していました。これぞどんどこという感じがしました。(小中川児童館)
  • ハイハイレースは、赤ちゃんから祖父母まで、幅広い世代が集まっていて驚きました。子どもの成長をそれぞれの世代で感じ取り、温かい気持ちになれていたと思います。(小中川児童館)

児童館担当者の感想

  • 活動のはじめの館内装飾作りとPart1の活動を「あそび」に絞り、次も参加したいという気持ちにさせる仕掛け作りが功を奏したと思います。次は参加したいという思いや今度は運営側に回ってみたいという子どもたち、保護者が生まれてきていると感じました。
  • 食と防災の取り組みが地域に広く周知されてきていることを強く感じています。継続して協力してくださる団体が増え、心強く思っています。
  • 今年度の一連のプログラムで、保護者がこどもの森での活動に参加したい、子どもを参加させたいと思ってくれたと感じています。これは、将来の子どもの参画に必ず繋がると思います。