少子高齢化や人口減により、地域経済の縮小が今まさに進行している危機として、地域存続の不安要素となっています。経済の縮小はさらなる人口減を呼ぶという悪循環に陥りかねません。
この状況にいかに対応するのか。グローバル社会における経済政策とは違う視点で、くらしや働き方、経済のあり方そのものを変えていく必要性が議論されています。この分科会では、会場の皆さんと一緒に地域のくらしに根差した「地域経済」のあり方を考えます。
■スピーカー
上垣 喜寛さん(うえがき よしひろ)さん
特定非営利活動法人 自伐型林業推進協会 事務局長
2008年に独立し情報発信業をスタート。中山間地域の暮らしをテーマに執筆・撮影等を重ねる。12年に「自伐協」代表理事(当時・土佐の森・救援隊)の中嶋健造氏と出会う。取材を重ねながら自伐協の立ちあげに参画し、現在に至る。雑誌『季刊地域』(農文協)等で執筆、テレビ番組『ニュースONZE』(BS11)にて特集番組撮影。共著に『震災以降』(三一書房/14年)等。和歌山県に先祖の山を持つ。
林 正剛(はやし まさたけ)さん
一般社団法人日本基金 ノウフクプロジェクト担当理事/特定非営利活動法人 HUB’s 常務理事
1972年京都府生まれ、滋賀県出身。一般企業を経て、2007年滋賀県社会就労事業振興センターへ入職、県内障害者就労支援施設の事業振興を担当。2012年厚労省事業の東日本大震災被災地支援担当として日本セルプセンターへ出向、被災就労支援施設の復興を支援。2014年から農福連携事業に携わり農水省「農のある暮らしづくりアドバイザー」として活動開始。2015年に設立した日本基金において、各地での農福連携事業に携わる。
上田 英司(うえだ えいじ)さん
特定非営利活動法人 NICE=日本国際ワークキャンプセンター 事務局長
1981年、島根県出雲市生まれ。大学生のときにNICEが行う国際ワークキャンプに参加して市民活動の魅力にはまり、大学を中退。2002年よりNICEの専従職員、2008年より事務局長。主に、企業の社員参加型ボランティア活動のコーディネーションを担当。日本NPOセンター理事、日本ボランティアコーディネーター協会運営委員長、東京ボランティア・市民活動センター運営委員。3児の父として、子育てにも奮闘中。
■コーディネーター
鹿住 貴之(かすみ たかゆき)さん
認定特定非営利活動法人 JUON(樹恩)NETWORK 事務局長
1972年生まれ。98年大学生協の呼びかけで設立された都市と農山漁村を結ぶJUON NETWORK(樹恩ネットワーク)に事務局スタッフとして参画。99年3月より事務局長。その他、NPO法人森づくりフォーラム常務理事、認定NPO法 人日本ボランティアコーディネーター協会理事、杉並ボランティアセンター運営委員等様々な市民活動に携わっている。著書に『割り箸が地域と地球を救う』(創森社・共著)等。