分科会5[地域]
NPOと地域コミュニティ ~地域のくらしを支えるこれからの連携~

地域コミュニティでは、自治会・町内会、社会福祉協議会、ボランティア、NPOなど、様々な主体によって、それぞれの特徴のある取り組みが行われています。また、主体同士の連携も生み出されています。一方で、協力する相手と活動領域が固定化し、異なる組織形態のグループとの接点を持てずに、地域の中でバラバラになっていることもあるかもしれません。

地域課題の多様化と個別化、時に深刻化が進む状況において、課題解決の糸口を拓くための地域の力として期待されるのが、様々な担い手が集い、1つの課題を中心において頭を寄せ合って共に考えあえる関係性です。

さらなる地域内の連携をどのように切り開いていき、具現化することができるか。話題提供を、NPOの立場、そして社会福祉協議会の立場から行っていただき、NPOと地域コミュニティの関係性から議論します。

・NPOと地域コミュニティ同じ目的で同じものを見るために必要なこと
・互いに効果的に連携をすすめるコツとは

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[スピーカー]

四戸 泰明さん (特定非営利活動法人 なんぶねっと 理事長)

1976年東京都東村山市に生まれ、小学3年生のころ栃木県宇都宮市へ。その2年後に今の青森県旧名川町へ。八戸西高等学校卒業、そして国際武道大学体育学部体育学科卒業、中学高校の保健体育教員免許を取得。2001年4月旧名川町社会福祉協議会に就職。そこで、ボランティア・地域活動コーディネーターとしてのノウハウを学ぶ。2008年5月に社会福祉協議会を退職。実家の農業を経営しつつ、町立剣吉小学校の臨時講師、そして『支え合いネットワークなんぶ』の代表として地域活動を展開。2011年6月『特定非営利活動法人なんぶねっと』を設立し、2012年本格的に始動。現在、農家として6次化でカフェを経営しながら、特定非営利活動法人なんぶねっと理事長&地域活動コーディネーターとして会の事業運営はもちろん、安心安全な暮らしのセーフティーネット構築、町づくり、協働ネットワークづくりにフットワーク軽く奮闘中。

小柴 徳明さん (社会福祉法人 黒部市社会福祉協議会 経営戦略係長)

保健体育の講師を経て、社会福祉協議会に入社。赤い羽根共同募金改革や広報改革プロジェクト、近隣社協との連携事業などを担当。現在は、平成27年に新設した経営戦略係として法人の基盤強化、経営の中長期ビジョンの策定、シンクタンク事業の立ち上げなどに取り組む。好きな言葉は「やってみなりゃ分からない」。好きな飲み物は「カシスウーロン」。

[コーディネーター]

古賀 桃子さん
(特定非営利活動法人 ふくおかNPOセンター 代表 / 特定非営利活動法人 日本NPOセンター 理事)

1975年福岡市生。NPO活動は学生時分、福岡市都心部でのまちづくり活動に始まり、1998年、福岡初のNPO支援組織へ。00年、九州大学大学院法学研究科修士課程修了、同年事務局長就任。02年退職、現組織を設立。[草の根から、社会を描く。]を合言葉に、NPO等の組織マネジメント支援の他、企業・行政・公民館・社会福祉協議会・児童館等の多様な担い手間のコーディネーションや伴走支援等、多角的なアプローチでの地域づくり・社会づくりの黒子役に努めている。日本NPOセンター理事、福岡県社会教育委員、文科省「学びを通じた地域づくりの推進に関する調査研究協力者会議」、福岡市「共創による地域づくりアドバイザー」、福岡女学院大学非常勤講師等等を歴任。また、「泡盛新聞」九州局長として、沖縄県の産業振興に向け、泡盛等の県産品PRボランティア活動にも注力中。

この分科会は、「赤い羽根福祉基金」(社会福祉法人中央共同募金会)による助成事業の一環として実施します。