協賛プログラム4
NPOの社会責任(NSR)取り組み推進プロジェクト

社会課題の解決や理想の実現のために活動・事業と組織を運営するNPO/NGOにとって、人権や環境をはじめとする社会責任(Social Responsibilities)は、企業や行政など他のセクターに問い、取り組みを求めるだけではなく、自らが率先して取り組むべき課題でもあります。
社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク(NNネット)は、すべての組織の社会責任(SR)に関する国際規格として2010年11月に発行されたISO26000の策定に参画するとともに、NPO/NGO自身の社会責任への取り組みの重要性を指摘し、働きかけてきました。
今回のセッションは、2012 年の発足以来、参加団体のSR への取り組みを相互共有(ピアレビュー)し続けている「NPO の社会責任(NSR)取り組み推進プロジェクト」の協力を受けて、社会責任への取り組みを自発的かつ積極的に進めている団体から事例報告していただくとともに、より多くの団体において自発的・積極的な取り組みを進めるために、意見交換の時間も設けます。

実施団体:社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク

※このプログラムは13:00~14:25までです。協賛プログラム5と合わせてご参加ください。

■スピーカー

渡邉 清孝(わたなべ きよたか)さん
特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド 理事・事務局長

mr_watanabe1967年宮城県生まれ。東北学院大学卒業後、会社員を経て、1993年入職。ファンドレイザー職を経て、2002年から現職。IIHOEの川北氏のNPOに対するSR愛に感銘を受け、2010年頃から本格的に自組織のSRに着手。2014年に発行した「SRレポート2014」が、NGO組織強化大賞のNGO経営・戦略部門賞を授与(※)。国際協力NGOセンター 副理事長、ちよだボランティア運営委員、社会的インパクトイニシアチブ運営メンバーをつとめる。好きな食べ物はスリランカカレー。
(※)国際協力NGOセンター/立正佼成会一食平和基金 主催
森 建輔(もり けんすけ)さん
社会♡責任あいち メンバー

mr_mori名古屋周辺のNPO有志が開催した「ISO26000勉強会in名古屋」が2011年より約3年にわたり継続。2014年より任意団体「社会♡責任あいち」として、NPO・NGOを主な対象として、組織の社会責任を普及啓発する活動をスタートさせた。同年には、NPO向けにISO26000を解説し、実践へのヒントも掲載したガイドブックを発行。今年度からは各テーマで定期的なサロンの開催を企画するなど、組織の社会責任の普及を継続的に進めていくための活動のあり方を模索中。
柳澤 千恵子(やなぎさわ ちえこ)さん
一般財団法人ダイバーシティ研究所 研究員

ms_yanagisawa
約20年にわたる会社員(主に営業職)、NPO法人CARE-WAVE事務局長を経て、2011年ダイバーシティ研究所の職員となる。防災・災害支援プロジェクト担当。

長谷川 雅子(はせがわ まさこ)さん
一般財団法人 CSOネットワーク プログラム・オフィサー

ms_hasegawa
横浜市役所(社会福祉職)、公益社団法人アジア協会アジア友の会等を経て、2010年より現職。地域主体の持続可能な社会づくり事業等を担当。大阪大学国際公共政策研究科博士課程修了(国際公共政策博士)。

■コーディネーター

川北 秀人(かわきた ひでと)さん
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者

mr_kawakita1987年に大学卒業後、(株)リクルート入社、1991年退職。国際青年交流NGOの日本代表や国会議員の政策担当秘書などを務め、1994年にIIHOE設立。NPOや社会責任志向の企業のマネジメント、総力を挙げて地域を守り抜く協働・総働の基盤づくり、企業のみならず、NPOや自治体における社会責任への取り組み推進を支援している。