協賛プログラム5
休眠預金、ソーシャルインパクトボンドは地域の課題解決に貢献できるか?

 国会で審議が進む休眠預金の社会的活用。閣議決定もされた行政・投資家・NPO の連携による新しい課題解決の仕組みとしてのソーシャルインパクトボンド。G8 の社会的インパクト投資タスクフォースでも、世界各国でこれらの取り組みを進めていこうということが提言されていますが、いずれも地域の課題解決に取り組む主体にとって腑に落ちるものにならなければ、本当の意味での社会変革にはつながりません。
 このセッションでは、休眠預金、ソーシャルインパクトボンドが、地域の課題解決にとって新しい可能性であると同時に、進めていくうえでの課題点・留意点があることや、将来に向けた段階的な準備が必要となる要素を議論するとともに、近未来の地域の課題解決の可能性、そして何に注意して考えていく必要があるのかを参加者と一緒に考えるセッションです。

実施団体:特定非営利活動法人 日本ファンドレイジング協会

※このプログラムは14:35~16:00までです。協賛プログラム4と合わせてご参加ください。

■スピーカー

鈴木 祐司(すずき ゆうじ)さん
公益財団法人地域創造基金さなぶり 専務理事・チーフプログラムオフィサー

mr_suzuki1977年千葉県生まれ。97年に米国に本拠地をおく公益財団法人の日本事務局に入局。企業のCSRとして実施するNPO向けの助成事業の企画・運営を担当。06年に退職後、都内私立大学の非常勤講師等や商社をへて教育系NPOに勤務。震災後に新しいコミュニティ財団の設立業務に従事し、現職。発災後5年が経過し、NPO支援と創業支援事業に計16億円弱の資金を調達。資金支援の総数は700件をこえる。
鵜尾 雅隆(うお まさたか)さん
特定非営利活動法人 日本ファンドレイジング協会 代表理事

mr_uoJICA、外務省、米国NPOなどを経て2008年NPO向け戦略コンサルティング企業(株)ファンドレックス創業、2009年、寄付10兆円時代の実現をめざし、日本ファンドレイジング協会を創設し、2012年から現職。認定ファンドレイザー資格の創設、アジア最大のファンドレイジングの祭典「ファンドレイジング日本」の開催や寄付白書・社会投資市場形成に向けたロードマップの発行、子供向けの寄付教育の全国展開など、寄付・社会的投資促進への取り組みなどを進める。